遺言書作成でトラブルを避けられるか

年々増え続ける相続トラブル…

 

トラブル原因は、財産関係や事業関係、または相続人間の確執からだったりと、どれをとっても相続人の間には深い溝が生まれ修復が困難となってしまいます。
相続人となる人たちは、そのほとんどが近い血縁関係にありますので、揉めてしまう事はとても悲しい事です。
相続でのトラブルを未然に防ぐには、やはり“遺言書”がもっとも効果的な手であるといえるでしょう。
近年では遺言書の作成が密かにブームとなっており、書店などでも遺言書作成キットや書き方の本などがよく見られるようになってきました。
従来は敬遠されがちだった遺言書ですが、相続トラブルに非常に効果的、さらに自分で作成できるということもあって、作成する人の数も年々増加しています。

 

また、遺言書の方式は様々あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
それぞれの遺言書の特性を生かし、自身に一番合った方式を選択されるのがよいでしょう。
なお、自分で作成する遺言書を「自筆証書遺言」といいますが、この遺言書の書き方には思わぬ落とし穴があります。
遺言書に必要な要件を満たしていない場合、遺言書全体が無効となってしまうおそれがありますので注意しましょう。
きちんと書き方を勉強した上で遺言書を作成する事をおすすめいたします。
さぁ、あなたもぜひ遺言書を書いてみましょう!

 

 

各遺言書のメリット

 

自筆証書遺言のメリット

自筆証書遺言の魅力はなんといっても、その手軽さです。
用紙や筆記用具はなんでもよく、その書式も問わず、縦書きも横書きも可能です。
そのため、必要な費用は用紙代とペン代のみで済んでしまい、安価で作成することができます。

 

 

公正証書遺言のメリット

公正証書遺言は公証人及び証人2人の連署で作成するため、その確実性と信頼性は各遺言書のなかでも一番であるといえます。
また、公正証書遺言は家庭裁判所での『検認』を受ける必要がなく、迅速に遺言を執行することが可能です。

 

 

自筆証書遺言のデメリット

手軽に作成する事のできる自筆証書遺言ですが、その反面、要件が厳しく書き方を間違え無効となってしまうことも珍しくありません。
また、偽造や変造のおそれがあるため保管をしっかり行う必要がありますが、誰にも知られずに保管していると、被相続人の死亡時に遺言書自体の存在が明らかとならず、その保管がとても難しいです。
なお、公正証書遺言以外の方式だと、家庭裁判所による検認手続きが必要となるため、迅速に遺言を執行する事ができない場合もあります。

 

 

公正証書遺言のデメリット

公証人と証人2名が必要なため、費用が掛かってしまいやすいです。
自筆証書遺言と比べ、作成に時間が掛かります。